子どもたちの、心の育ち

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園だより「み~つけた♪」(第20号 2014年1月30日発行)より

1月に入り早1ヶ月。3月には2歳児5名の卒園も控え、そのことを知ってか知らずか、
最近、更に子ども同士の関係がより近くなってきたように思います。

その中で、本当に「心」が育ってきたのだなと感じる場面が多く見られるようになってきました。
今回の「み~つけた♪」ではその中から1つのエピソードを皆様にご紹介したいと思います。

kopf

 

「きのうはごめんなさい」 

最近、ボールを使って遊ぶことが好きになってきた子ども達。
ラップの芯をバッドにして野球のようにしてみたり、投げたり、転がしたりして楽しんでいました。

ある日、先生が風船と牛乳パックで作ったラケットのようなものを出して、
子ども達がポンポン羽根つきのように遊び始めました。
1人1つ自分の風船とラケットがあったので、皆、自分の風船を夢中になって追っていたときのこと。
背中合わせに遊んでいたAくんとBくんがぶつかってしまいました。
怒ったAくんは振り向いてBくんを持っていたラケットでたたきました。
Bくんは「ワーン!」と泣き出しました。
近くで見ていた先生は2人の間に入り、Aくんに、
わざとしたわけではなくぶつかってしまったこと、
怒ったとしてもたたかないでほしいことを話しましたが、
Aくんは言われれば言われる程、
表情も硬くなり心も頑なになっていってることがわかります。
その場はそこで終わり、しばらくして、お昼寝の後。。。

その日はたまたまAくん、Bくん、Cちゃんで遊ぶ機会があり、
「ふうせんやりたい!」とリクエストがあったので、先程楽しんだ風船とラケットを出して
遊ぶことにしました。
それぞれに楽しんでいた時、またまたAくんとBくんがすれ違いざまに
肩がぶつかってしまいました。
ハッ!!とした先生の前で、Aくんはその状況になってから立ち止まって
何かを考えたそぶりを見せたと思ったら、Bくんの方を向いて頭を下げ、

「きのうはごめんなさい」と一言。

一瞬、何の事をいっているのか分からなかったけど、さっきの事を言ってるんだ!
と思った先生は、
「Aくん、さっきぶつかった時、たたいちゃってごめんねって言ってるの?」と聞いたら、
「うん」とうなずいたAくん。
そしてもう一度、
「さっきはごめんなさい」
と言ったのです。

その時の姿に涙が出るほど感動しました。
以前に起きた事は忘れてしまうと思っていたけれど、
2~3歳の子が以前の事と照らし合わせて、
あの時は言えなかった「ごめんなさい」という気持ちを伝えられるんだ!
こんなにも子どもの心は大きくなっているんだ!!ということが本当に本当に嬉しかったんです。

よく、大人は何か悪いことをした時、
「ごめんなさいは?」や
「あやまりなさい!」と半ば強制のようにしてあやまる形を取らせようとしがちです。
けれど、それでは子ども達は、
なぜ あやまるのかということは分からないまま、あやまっておけば事が終わる、
怒られるからあやまるという形だけで心の伴わない
「ごめんなさい」
を口にするようになるのではないかと思います。

時間がたったとしても、Aくんにとっての心からの
「ごめんなさい」
が聞けたことは、私にとっても教えられることが沢山あった出来事でした。 

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